ペルー旅行記

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プーノ旅行記

バスから見たプーノの町 やっと着いた! クスコを出発して途中、いくつもの小さな集落に止まり七時間半もかかってしまった。 ガイドブックによると普通なら五〜六時間とのこと。

 プーノ近くの空港のある町フリアカで停車中に声をかけてきた サングラスをかけた太った浅黒い男と一緒に降りる。 彼は旅行会社のエージェントでバスの中でウロス島と呼ばれる チチカカ湖に浮かぶ浮島へのツアーに私を誘ってきた。 調べてあった値段よりも少し高かったのだが既に日は傾いており 明日ボリビアに旅立つことを決めていて時間がなかったので彼の誘いに乗ることにした。 余裕がないと条件が悪くなるのは仕方がないことだな。

チチカカ湖のスワンボート 彼の勧めるバス会社でラパス行きのチケットを買ってから バスターミナルの中にある彼のオフィスで書類を書いて、金を払い、レシートを受け取って申し込み完了。

 別の男に連れられて三輪タクシーで桟橋へ。 この桟橋にはなんと沢山のスワンボートが停泊していた。 スワンボートを地球の裏側の標高三八五〇メートルの高地で見るとは!

 ツアーの船に乗り込み少し待つと人がわらわら乗ってきて、出航。 スペイン語と英語を話すガイドが前で説明を始める。 チチカカ湖のチチとはピューマのことでカカとは湖の色の意味らしい。 湖の地図を裏返すとピューマとウサギのように見えると話していた。 小さくてたくさんある浮島には合計で二〇〇〇人程度住んでいるそうだ。

ウロス島のミニチュア そんなこんなで船は島に到着。 下船すると住人の男がツアー客にミニチュアを使いつつ島の作り方を教えてくれる。 まずはトトラと呼ばれる植物をブロックのような形にに圧縮して水につけ スポンジ状にする。スポンジになると水によく浮くようになる。 そうやって作ったブロックを纏めて島の大きさに並べ、その上に綺麗なトトラを被せて島は完成。 その後、家を建てるそうだ。 ちなみに火は平らな石の上で使わないと島が燃えてしまうらしい。 また、島には碇のようなものをくっつけて流されないようにしているそうだ。

ウロス島で土産物を売る女性 島を散策するが狭いので数分で全容がわかる。 カラフルな土産物を売る女性、猫をピューマと呼ぶ子供、 家が数軒、太陽発電のソーラーパネルがついた家もあった。 島にあったトトラでできた船で別の島へ。 出発の際、島の女性が色々な言語で歌ってお見送りしてくれたのだが 日本語の歌もあったので苦笑。

 次はレストラン、商店、郵便局のある比較的大きな島だ。 ウロス島は色々そろっていて便利そうだが文明的すぎて 観光地としてはあまり面白くないな。

船でウロス島からプーノへ 日がもうすぐ沈む頃、来た船でプーノへの帰路についた。 途中、日が沈みプーノに灯った光が印象的だった。

 ツアー客と一緒にバスに乗って市中心にあるアルマス広場へ。 ツアーで会った世界一周をしている日本人に挨拶して下車。 さて、宿を探さないと。

 いくつか断り、断られ見つけた二つ星のホテルが手頃だったのでそこへ。 バスタオルがついていておぉ!と思ったがお湯がちゃんと出なかった。 寒かった…

プーノの街並みプーノの街並み そして夕食。街歩きしているとワイナピチュで靴を貸した人と偶然再会し一緒に食べることに。 彼らの希望でガイドブックに載っているレストランへ入る。 英語のメニューしかなくてよくわからんと思いスペイン語のメニューを 頼んだら英語にはないお得なセットメニューが書いてあった。 なかなか商売上手だね。

 既にこの店にいた他の日本人とテーブルを囲み旅の話に花が咲いた。 値段的にあまり魅力を感じなかったクスコからプーノへの観光ツアーの 話を聞いたが参加しなくて良かったなと。

プーノのカテドラルプーノのバスターミナルにて 彼らと別れ、土産物屋をひやかし、国境越えに備えてパスポートをコピーして宿に戻りこの日は休む。

 翌朝、宿をチェックアウトして市内の写真撮りつつ散策。 チチカカ湖畔の小さな街をイメージしていたのだが思いのほか大きな街だ。

 三輪タクシーでバスターミナルへ行き朝食。 レストランを出てリュックがないことに気づく。 振り返ると店員が忘れたぞとこちらを見ている。 イカン、呆けるにも程がある。大丈夫なのか俺!?

 バスは昨日のおっさんが言っていた通り綺麗だった。 リュックをしっかり背負って乗り込む。 いよいよボリビアだ。

コパカバーナ旅行記へ続く

プーノ(Puno)

プーノ地図

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