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ジャワ島旅行記

2010年4月27日 プランバナンへ

ジョグジャカルタ停車場 ジョグジャカルタ近郊のプランバナン遺跡へ行く。 8世紀から9世紀にかけて建てられた複数のヒンドゥー教寺院と仏教寺院の遺跡がプランバナン遺跡群と呼ばれているそうだ。

 マリオボロ通りからトランスジョグジャカルタに乗って遺跡へ。1Aの表示のあるトランスに乗れば乗換なしで到着する。 まずは街を南下し、方向を転換して北上、そして空港を通り乗ること約40分で終点に着く。 ここから遺跡までは500〜600メートルだ。案の定ベチャと呼ばれる自転車タクシーの面々が 声をかけてくるが無視して歩く。

トランスを降りて遺跡へ向かう途中に声をかけられた。この時まだ悲劇は起こっていなかった… 前日に行ったボロブドゥール遺跡の敷地内で食べた鶏肉入り焼き飯(ナシゴレンアヤム)に 当たったため体調はあまり良くない。ただ倦怠感は寝ている間に汗をかいたので 全くなかった。その油断がこんな悲劇を生むとは・・・

 遺跡に向かう間におならをプリッとしたのだが、何だこの違和感は… すぐに惨状を理解するも迷わず歩き続ける。すぐにトイレを見つけなきゃ。 さっさと歩きプランバナンの入場料を払い公園内部へ。そしてトイレ発見。 駆け込んで悲劇を目視確認。ティッシュペーパーを持ってきていたので何とか処理。 パンツは捨てるか考えたのだがまた悲劇が起きたら次はズボンまでやられてしまう。 というわけでそのままで外へ。今日は絶対に屁をこくまいと心に誓った。 それにしてもイイ歳してう○こもらしか…

ロロ・ジョングラン遺跡 テンションは下がりながらも遺跡へ向かう。 まずは遺跡群で最大の見所ロロ・ジョングラン遺跡へ。 ここの最大の見所は中央奥にあるシヴァ神殿なのだが2006年のジャワ地震以降中に入れなくなったらしい。 日本の有名ガイドブックにはシヴァ神殿について詳しく書かれていて期待したのだが残念…

 ただ、ブラフマー神殿とヴィシュヌ神殿ではそれぞれの神像が シヴァ神殿の向かいにあるお堂にはナンディ像(シヴァ神の乗り物の牛)が祀られている。 本格的なヒンドゥ寺院を見るのは12年前に行ったインド以来なので 懐かしい感じがした。特にナンディ像は以前からお気に入りで、この遺跡にあった左耳が欠けた痛々しい姿のナンディ像も良かった。 ホントはシヴァ神殿のシヴァ、ドゥルガー、ガネーシャの神像も見たかったんだが残念だ…

プランバナン遺跡公園の道 遺跡の出口には崩れたままのお堂が幾つも並んでいる。 周辺のお堂が立った往時の姿は壮観だったのだろう。

 仏像や神像、レリーフが展示されている博物館を見てから遺跡公園の北へ。 修復状態の芳しくないルンブン寺院、ブブラ寺院を横目に見ながら最北のセウ寺院へ。 ここは仏教色の強い寺院でロロ・ジョングラン遺跡にはなかった仏像を幾つか見ることができる。 ただどれも首がない。そしてこの遺跡も修復状態はあまり良くない。 木の足場が組まれ、修復中の中央寺院の周りを数個の修復されたお堂と くずれて石を無造作に積んであるだけの多数のお堂跡が囲んでいる。 その周りに山羊が群れて草を食んでいる。

セウ寺院の作業員達 お堂の数であればロロ・ジョングラン遺跡よりもこちらの方が多そうだ。 早く修復されて往時の姿がわかれば良いのになぁと思う。

 中央寺院に近づいたら作業員が何やら声をかけてくる。 どうやら中に入ってもいいようだ。 境内にはトタン屋根と丸太で組まれた小屋がありそこで人が数人休憩している。 他の作業員は足場の上でキンキンコンコンと石を削っているようだった。

 所々日陰で休みながら出口へ向かう。 公園内を走るSLの形を模した車が走っている。 途中、なぜか鹿がいた。なんでだ?

昼食の麺 公園を出て遅い昼食。 恐らく油に当たったのではないかと見当をつけて麺にする。 麺であれば煮沸するし当たる確率も減るだろう。

 最後に入場券売り場に行き無料のお茶を飲む。 暖かいお茶が腹を壊した体には良い。 (以前、水下痢をしたときに冷たいものを飲んだら即トイレ、暖かいものなら大丈夫ということがあった。それに食中毒を起こしたらぬるま湯を飲むし) 何杯か飲んでいたら日本語ガイドという人に声をかけられ地図の書かれたパネルを指差し あれは農協からもらったと言っていた。確かにJA佐久と書いてあった。 佐久か、懐かしいな。20歳の頃に免許合宿で数週間滞在したなぁ。

ダンスダンスレボリューションだ! 十分ゆっくりしてからトランスジョグジャカルタの乗り場へ戻る。 遺跡公園周辺には他にも遺跡が幾つかあるのだが惨事によってやる気が失われたため帰ることにした。 乗り場へ向かう途中に雨がポツポツ降り始めた。

 トランスジョグジャカルタでいつものマリオボロ通りへ戻り ガイドブック(迷い方)を頼りに観光案内所を探すが見つからない。 2往復したが発見できなかったので諦め、マリオボロモールと呼ばれるショッピングセンターに入る。

ケンタッキーにご飯がついてきた 途上国とは言ってもこういうショッピングセンターは綺麗だ。 地下にスーパー、最上階にフードコート、その他マクドナルドにコーヒーショップ、靴屋に服屋などなど 人口約50万人の古都ジョグジャカルタに相応しい佇まいだ。 中にあるゲームセンターではほとんどの機会が日本からの輸入でメッセージがそのまま日本語だった。 ダンスダンスレボリューションや太鼓の達人っぽいのをインドネシア人がやっていたので不覚にも笑ってしまった。

 その後、雨の中駅へ行き次の目的地ソロ行きの列車の時間を調べる。 そして夕食は再びケンタッキー。鳥を買うとご飯が付いてくるって日本人からすると面白いな。

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