インドネシア旅行記

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ジャワ島旅行記

2010年4月26日 ボロブドゥールへ

ジョグジャカルタのバスターミナル いい天気だ!こりゃ遺跡日和だ。 宿の近くでバスに乗って、ジョグジャカルタの西南にあるギワランバスターミナルまで。ここからボロブドゥール行きのバスが出ている。 途中いくつかバスターミナルを経由してボロブドゥールのバスターミナルまで約2時間。バスを降りると毎度のようにバイタクのおっさんたちが乗っていけとうるさい。歩くのが好きだからとさっと振り払い遺跡公園へ向かう。

 10分ほど歩くと公園が姿を現す。敷地に入り食堂や土産物屋の並ぶエリアを抜けると遺跡の入口だ。この日は少し早いが敷地内の食堂で昼食にする。チャーハンを頼み食べていると日本語で書かれたボロブドゥールのガイドブックや絵葉書などを売りつけようと物売りがひっきりなしにやってくる。都度律儀に断り、断り、食べ終わっていよいよチケット売場へ。

有料エリアに入ってすぐにあったSL型の乗り物 チケット売場の手前に有料トイレがあったので入ろうとしたら係員がチケット売場の奥に無料トイレがあるからそこを使ったほうが良いとアドバイスしてくれた。日本だと当たり前のアドバイスだけど途上国だとなかなか気がつく人がいない。やるなぁインドネシア。

 そしてチケット売場。ここは休憩所にもなっていてエアコン完備、無料の水にお茶まであって実に快適。US15ドル払い有料エリアへ。林の中を歩き、視界が開けると遺跡が見える。更に通路を歩き、階段を上り、ようやく遺跡の前へ。今日は本当に天気が良い。日射しで肌がじりじり焼かれるようだ。日焼け止めを忘れたのは失敗かも。

ボロブドゥール遺跡回廊のレリーフ 有名観光地だけあって人が多い。頭巾を被ったムスリムの女性、半袖の無地の半袖シャツを来たインドネシア人らしき男性、修学旅行生っぽいTシャツの子供の集団、ガイドに連れられた外国人の集団などなど。

 この遺跡は高さが約34.5メートル、最下部の正方形の一辺の長さが123メートル。下部が6層の方形、上部が3層の円形の9層からなり、第3層から第6層に仏教の物語に基づいた精巧なリリーフが彫られている。

ボロブドゥールの茶色に変色したレリーフ レリーフの彫られた回廊を歩いて回る。一部レリーフの顔が欠けたりしているが概ね保存状態は良い。レリーフが所々黄色っぽくなっているのはオランダ植民地時代にモノクロ写真を綺麗に撮るためにペンキを塗った跡らしい。酷いものだ。レリーフの上に仏像が安置 されていてふと上を見ると穏やかな顔で見られているような気になる。

 回廊を一回りしてから上へ。上部3層はストゥーパと呼ばれる仏塔がいくつも建てられており、真ん中にある大きな仏塔の周りにある小さな仏塔の中には仏像が安置されている。一部のストゥーパは壊れていて仏像がむき出しになっている。

ボロブドゥールの仏像 歩いていたらだんだんだるくなってきた。昼食が当たったのだろうか・・・なんとか休み休みながらも一巡して遺跡公園を出る。約4時間半で日焼けで腕が真っ赤。だるいわ、焼けるわ踏んだり蹴ったりだな。

 公園のチケット売場で水を飲みつつ休憩。係員に近くのムンドゥッ寺院とパオン寺院にバイタクで行ったら幾らか確認。公園の外に出て待っていたバイタクのおっちゃんに声をかけると言われた値段の倍の金額を言われた。(50,000RS)係員が25,000RSと聞いたと言ったらすんなり安くなったので実はもっと値切れたのかも・・・

煙に包まれたムンドゥツ寺院 おっさんに渡されたメットを被り後部座席に乗る。ゆっくりとおっさんはスタートする。後部座席とはいえバイクで風を切って走るのは気持ちが良い。田舎道なのにそれなりに交通量のある道を通って大きな菩提樹が印象的なムンドゥツ寺院へ。寺院の参道には土産物屋があるが全くやる気がなかったようで声を一切かけられなかった。何かを燃やしていて煙立ち込める敷地へ入り。一棟しかない建物を一周して、ようやく中に入ると薄暗い世界に優しい顔をした石仏が安置されていた。一礼をして立ち去り、再び風を切って(後部座席だけど)住宅地の中にあるパオン寺院へ。かなりこじんまりした寺院で管理人も不在。外観に彫刻はあるがざっと見て終了。そのままバスターミナルまで送ってもらう。金を払うとうきうきした感じでバイタクのおっさんは去って行った。

ジョグジャカルタ行きのバス ジョグジャカルタ行きのバスを見つけてすぐに乗り込む。バスが出発してまもなく具合が悪いのと疲れですぐに眠ってしまった。どれくらい時間が経ったのかわからないが突然肩を叩かれチェンジだバスを降りろと言われる。寝ぼけていて良くわからなかったのだがバスが故障したようだ。全員が降ろされ後ろから来た別のバスを元のバスの車掌が止め、乗れと言われた。車掌同士で話をしているのを見て最後に金を渡していたことを確認して乗り込む。後から来たバスで金を請求されてもこれを理由に断れるな。

この日は夕焼けが紫がかっていた 前のバスはガラガラだったが、新しく乗り込んだバスはほぼ満員。最初は立っていたがちょっと走って他の乗客が降りたので座席を確保。宿までどう帰るんだろうかと不安に思いつつも、騒いでも仕方ないのでバスの行方を見守ることにした。

 30〜40分走ったのだろうか小さいバスターミナルへ到着する。車掌にマリオボロにはここからトランスジョグジャカルタに乗れと言われてバスを下車。俺はどこに泊まっているとか一言も伝えていないが、やはり宿の集まる所に泊まっていると思われるのが自然なのだろう。一時はどうなるかと思ったがマリオボロ通りへなんとか戻れた!

ジョグジャカルタのケンタッキー 夕食はケンタッキーでヤキニクコンボ。インドネシアのケンタッキーは頼まなくても普通にご飯がついてくるので不思議だ。日本でもご飯ついてくればいいのになぁ。

 宿に戻ると食中りの症状は次第に強くなり、下痢に体の倦怠感が止まらない。体のみ水シャワーを浴び熱を冷ますためにTシャツの上に持ってきた薄い毛布を巻きつけ、その上にウィンドブレーカーを着る。何とか汗をかいて夜のうちに熱を下げなければ。ジョグジャカルタの湿気のあるゲストハウスの部屋で一人、病で倒れ意識を失う。明日は良くなりますように!

 ちなみに後で思ったのだが今回の旅はボロブドゥールがメインだったから現地で一泊するべきだったな。旅のプランが行きあたりばったり、出たとこ勝負だから仕方ないけど。

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