キトの北22kmに赤道記念碑（Mitad del Mundo）はある。エクアドルの国名はスペイン語で赤道の意味を持つ『El Ecuador』 を由来としていて国内に赤道が通過しているのだ。
赤道記念碑へ行くには空港前の10 de Agosto通りで北（旧市街の反対方面）へ向かうMitad del Mundoの表示板の付いた緑色のバスを捕まえる。
キトを抜け有料道路へ入ると景色が変わり茶色の岩肌と土色の植物が生えた、くすんだ色の山が広がる。空港から約40分で上部が球形の巨大なモニュメントが見える。Mitad del Mundoだ。
ここに来たのは2回目。前回はバス正面に見えたが今回は左側に見えた。バスによって道が違うか、路線が変わったらしい。最初全く気付かず車掌に教えてもらってやっと気付いた。
バスを下車。相変わらず砂っぽい所だ。周りの山が灰色であまり綺麗な風景ではない。車道から駐車場を抜け入口で$1.5払い入場する。
入り口近くにはレストラン、土産物屋が並んでいる。左へ行くと博物館が並んでいる。ずんずん奥へ行くとモニュメントが少しずつ大きくなる。
モニュメントの周りは円形に石畳の遊歩道が巡らされており道の間には芝生が養生されている。東西に赤道を示すオレンジ色の線が引かれていてまたいで写真を撮るのが定番だ。ちなみにモニュメントの正面は東側なので写真を撮るなら午前中がお勧め。
3ドルで赤道記念碑に上る事が出来る。上りはエレベーターで屋上まで上がり、下りは階段を使う。内部にはエクアドルのインディヘナ文化を説明する興味深い展示があった。
西側にある子供の遊び場脇のベンチに腰を掛ける。天気が良く直射日光を浴びると暑いが湿気が無いので日陰に入ると涼しい。
少しゆっくりしていたら3歳位の子供が親と一緒に来て近くの遊具で遊び始めた。滑り台、シーソー、ブランコと遊具を替え前へ後ろへ振られていたらブランコの鎖が切れてストンと下へ落っこちた。泣く子供にあやす親。日本だったら管理不十分で訴えられるけれどここではこれが当たり前。使用は自己責任って事か。
赤道記念碑をぐるっと周り車道へ出て反対方向のバスを広いキトへ帰る。エクアドルに来たら一度は訪れたい場所。でも聞いた話だとこの記念碑、実際の赤道より数キロメートルずれているらしい。まぁエクアドルだから数キロメートルなんて細かい単位 (爆) は気にしないんだろうね。
公園を出て再び緑のバスを捕まえ、キトへ戻った。さらば Mitad del Mundo！
首都のキトからバスで行ける。所要時間約30分（空港から）、片道75センターボ。
空港前の10 de Agosto通りで北（旧市街の反対方面）へ向かうMitad del Mundoの表示板の付いた緑色のバスに乗る。