ブラジル旅行記

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サルバドール旅行記

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セー広場 レシフェからの夜行バスは朝6:30にターミナルへ到着した。眠った時間は長かったが眠りの質が悪かったらしく随分眠い。それでも次の目的地ベロオリゾンチ行きバスの時間を聞いて回ってからターミナルを出る。

 ターミナル内のツーリストインフォメーションが開いていなかったので道行く人にどのバスに乗ればセントロへ行けるか聞く。ターミナルのすぐ前からPlaca de Se 行きバスに乗るのが一番簡単だと言われた。

 Placa de Se と書かれたマイクロバスが来たので言われた通りに乗り込む。バスは旧市街へ向けて走り始めた。サルバドールはかなり大きな町のようだ。バスターミナル近くにショッピングセンターがありセントロへ向かう途中にも大きなビルを幾つも目にした。海岸近くを通り、旧市街のセー広場へ到着する。

広場 バスを降りて周りを見ても『ここが旧市街?!』と思ってしまう景色。坂を上りセー広場まで来ると古ぼけた教会が見え旧市街に来ているとわかる。

 ここは2つに町が分かれていて、高所に旧市街の歴史的町並み、低所には近代的ビルと歴史的建造物が共存している町並みがある。これらはエレベーター、ゴンドラ、坂で結ばれていてエレベーターでは10秒強、ゴンドラでは1分弱で結ばれている。この二つは頻繁に運行されている。(5 ctv)

ゴンドラ カテドラル周辺が最も高くなっていてそこから外れると坂、坂、坂。町歩きは結構しんどい。旧市街には教会が至る所にあり博物館のように展示品を並べ入場有料で公開しているのが殆どだ。道は20×5センチくらいの長方形の石を敷き詰めて石畳になっている。所々で腰周辺が膨らんでいるのが特徴的なバイーア州の伝統的衣装を着た女性を見ることができる。また、安全に気をつけているのか警察官の数が非常に多かった。また、インターネットカフェも多くセー広場沿いに日本語の打てる所があった。

みやげ物市場 町には土産物屋が多い。中でも一番大きくて面白かったのが下町にある土産物市場だ。2階建てになっていて靴やサンダル等の革製品、弓のような弦楽器、小さな太鼓等売る楽器屋、色鮮やかな絵を売る店、仮面や像を売る木工品の店、石や木製のアクセサリー屋、タペストリーやTシャツなど布製品を扱う店など多種多様。冷やかすだけでも面白い。

 エレベーターのすぐ隣は見晴台になっていて下町や海が良く見える。夕暮れ時に行くと海に落ちる真っ赤な夕日を鑑賞できる。8月下旬は17:20頃に最も赤くなるようだ。この時間、観光客が集まりビデオやカメラが活躍している。

夜間 夜になると建物が白い光でライトアップされる。私は20:00頃まで歩いたが人通りが多くピリピリした雰囲気はしなかった。ただセー広場近くで大麻の売人にしつこく話しかけられうざったるかった。

 翌日、北にあるボンフィン教会へ行った。セントロから行くには下町のエレベーター乗り場前のバス停でBonfin行きバスに乗り約30分。(1.5RS) 丘の上にある教会が左手に見えたら下車する。

不気味な部屋 教会のとある一室の壁には人の写真が貼られ、天井からは人形の足・頭・腕などが吊るされている。悪い部位を治す為の願掛けの効果があるらしい。この部屋に入ると人の想いが残っているのか少し息苦しい感じがした。

 外に出たら土産物売りが群がってくる。ある兄ちゃんに手首に巻く白い紐をプレゼントと言われ勝手に結ばれた。この紐が自然に切れたら願い事が叶うらしい。昔、Jリーグ開幕の頃ミサンガって流行ったけれどもしかしてここが元祖なのか?兄ちゃんは「友達にどうだ?」と色とりどりの紐をしつこく出して来たが「いらない」と粉砕。ボンフィンを知っている人なら嬉しいかもしれないけれど知らなかったら安っぽいただの紐だからね…

バーハー要塞 宿をチェックアウトしてバスターミナルへ行く途中にバーハー地区に寄った。ここには灯台、要塞跡と海岸が広がっている。海岸ではサッカーや海水浴をする人、アクセサリー売りなどなかなかの賑わいぶり。ここの海岸は砂がやや茶色がかっていてあまり綺麗でないが海は青かった。道路から海を眺めていたら「チナ!」(中国人) と声を掛けられ握手を求められ「1RSくれ」と言われた。アホかこいつは!?「嫌だ」とすぐに撃退。ちょっと目がとろんとしていたから葉っぱか薬が入っていたのかも。これだからビーチは好きになれんな。

海岸 灯台脇で休んでいたらアクセサリー売りの10代後半位の可愛い女の子に声を掛けられる。暇だから冷やかしのつもりで彼女の売り口上に付き合う。これはあなたに似合うと言われたネックレスを付けて近くに止まっていた車のサイドミラーで見たり指輪をつけたりしていた。値段も他の売り子と比べると安い正直な値段を言っていた。しかし、アクセサリーって全く付ける気が起こらないので「やっぱりいらない」と断ったら怒って行ってしまった。日本だったら売り子の相手をするのって親切なのだけれど外国では下手に相手にすると相手を怒らせるんだった。いかんいかん。暑さで対応が適当になっていた。気をつけねば。

 サルバドールは非常に広く数日では把握しきれない。単に旧市街と海岸が目当てならもっと良い所は他にあるのでここを訪れる必要はないだろう。もし音楽やカポエラなど雰囲気を楽しみたいのであれば行く価値はある。

 私は…観光地観光地していてあまり好きになれなかったけどね。

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サルバドール (Salvador)

地図 ブラジル東部、バイーア州の州都。リオデジャネイロに遷都するまで約210年間ポルトガル総督府が設置されていた。旧市街は植民地時代の建物が残っており世界遺産に指定されている。

バスを使うとレシフェから約14時間、ベロオリゾンチから約24時間。私はバスでレシフェから入り、ベロオリゾンチに抜けたが少し費用はかさんでも飛行機を使った方が良かったと少し後悔している。

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