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登山で筑波山へ

前日の夜、ふと思って筑波山行きを決めた。深い理由はない。今年の夏の休日はほとんど外出もせず引きこもっていた。秋めいてきたのでそろそろ外に出よう。どれくらい体力が落ちているか確認しよう。だったら比較的近くて低い山が良い。じゃあ筑波山しかない。そんな理由。

つくば神社前に到着した路線バス
つくば神社前に到着した路線バス

筑波山は小学校の遠足で登って以来二〇数年ぶり、2回目のチャレンジだ。電車で1時間弱。バスで約40分。バス停から土産物屋と駐車場が並ぶ参道を歩いて登山道のある筑波山神社に到着する。

筑波山神社は随分と立派な拝殿があり観光客で儲かっている印象。この日はがま祭りなる催しがあり境内でガマの油売りが口上を述べていたり大道芸人が芸を見せたりしていた。観光客は多くはないがそれなりに賑わっている。

境内で行われていたがまの油売り
境内で行われていたがまの油売り。観客との距離感が・・・

登り始める前にお参りし、準備運動をする。どれだけ体が動くかな。今日はまず男体山側を登り、女体山側へ抜け、そのまま筑波山神社まで戻る予定。距離的には約6キロ、標高差は約600メートルなのでそんなに辛くないはず。

ゴロゴロとした岩が転がっている登山道を登り始める。森の中に入ってしまい空は見えない。木々の隙間から射し込む光がまばらに登山道を照らしている。少し進むとだんだん辛くなってきて、20分ほど歩いたらかなり辛くなり10分ほど休憩。登り始めって辛いよね…

木々の隙間から差し込む光が道を照らしている
木々の隙間から差し込む光が道を照らしている

休憩後は復活し、ゴツゴツした岩の道を歩き、子供連れのグループをなかなか抜けずに渋滞になっていた場所で待ちながら抜け、長い丸太の階段を登ってケーブルカー駅のある御幸ヶ原に到着だ。ここまでだいたい60分。やっぱり登りは辛かった。

ここには広場があり駅の他に展望台、土産物屋に食堂がある。人々が所々にあるテーブルとベンチで休憩したり食事をとっている。ソフトクリームを食べている人が多かったので何かと思ったら土産物屋で激押し発売中。人が食べているとおいしそうに見えるんだけど自分が食べたら特に感動しないことが多いのでパス。腹が減ったので家の近所で買ったパンで昼食。山で食う一人飯は味気ないな。

御幸ヶ原の食堂兼みやげ物屋
御幸ヶ原の食堂兼みやげ物屋。値段は観光地プライスかな。

食事後、展望台に登り関東平野を眺める。近くに高い山がなく平野がどこまでも続いているような感じがする。思っていたよりも景色がいいな。

更に登って男体山の頂上へ。小さな社と立ち入り禁止の気象観測所があっただけでがっかり。広場に戻り女体山へ向かう。このルートはケーブルカーやロープウェイで登ってきた人も通るので街中と変わらない格好をしている人が多かった。気楽に来られて便利だよね。じじいになったら俺も活用しよ。

女体山頂からの眺め
女体山頂からの眺め

女体山の頂上は岩場になっていて通れるルートが少なく渋滞していた。人ごみを抜けて見渡せば実に見晴らしが良い。ホント筑波山のこと過小評価していた。日本100名山はだてじゃないってことか。岩に腰掛け景色をぼっと眺めていた。

そろそろいいかと下山開始。降り始めは大きな岩がゴロゴロしていてとても歩きにくかった。途中所々に名前の付いた岩があり子供の頃の記憶を思い出す。確か昔登ったときも色々岩があったなぁ。その時は恐らく女体山側から登ったのだろう。何だか懐かしくなった。

下山中に見た名所母の胎内潜り
下山中に見た名所母の胎内潜り。他にも色々な岩がある。

筑波山神社方面とつつじヶ丘方面の分岐を過ぎ、だいぶ下って再びつつじヶ丘への分岐を通り抜ける。更に少し歩くと石の鳥居が見える。それをくぐると住宅街だ。右を見ると筑波山神社の立派な拝殿が見える。だいぶ下ったのだな。降りる途中に木にズボンを引っ掛け穴を開けてしまった。まだ買って半年しか経ってなかったのだけれど。

今回は女体山から筑波山神社まで降りてきたがこのルートを登るのは距離が長くて岩場も多いので大変そう。最近体を動かしていなかった事を考えると男体山側から登って正解だった。

下山道の最後にある石鳥居
下山道の最後にある石鳥居

神社に戻り、大道芸やおばはんのよさこいを見て神社を後にする。がま祭りが18時からあるそうだが帰りのバスがなくなるので見物は断念。胸と背中にゼッケンを付けた人がたくさんいたので何かと思っていたがガマレースというレースをするんだとか。バスがあれば見物したのに残念だ。

往路と同じくバスと電車で家へ戻る。電車から見た夕日は美しかった。

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