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高尾山遭難記

高尾山口駅前 高尾山で遭難。最近のマイブームである。先日私の友人が愛人候補と彼の地へ行き帰りが遅くなったことを茶化して遭難したんですかと聞いてから高尾山は遭難する危険な山と偏見ができた。そして彼から遅れること約二ヶ月、2007年11月23日に高尾山へ。今回の目的は高尾山で本当に遭難するか確認するのと、インターネットで見頃となっていた紅葉を見ることだ。

高尾山登山口 新宿から高尾山口駅まで京王線で直通電車で約1時間。高尾山口駅前は歩くと人にぶつかりそうになる程の混雑。皆紅葉を見に来たのだろうか。 混雑した道を進み登山口へ。ここにはケーブルカーの駅があり長い行列ができている。この辺りの紅葉は見事で赤、黄、緑と三色のコントラストが美しい。何枚か写真を撮ってから山を登り始める。

登り始めは斜面が急だ ここから上のケーブルカー駅までは斜面が急で思っていたより歩くのがキツイ。周りの森は杉の木が多く花粉の飛ぶ季節には歩けないだろう。ブーブー、ヒーヒー言っているおばちゃんや子供をすいすい抜いて先へ進む。

 上のケーブルカー駅の辺りから食べ物屋、みやげ物屋が再び現れる。ここまで店が無いのは徒歩登山者を軽視しているのか、商品の持ち運びが不便だからなのか、その両方か。この区間に休憩用に茶屋を作れば人が入りそうだけれどな。

 登山道の脇に生える木に広葉樹が増えてくる。けれど紅葉はほとんど進んでいない。

猿園にカールおじさんが 高尾山には猿園がある。なぜ高尾山に猿?それと看板にカールおじさんが使われていたのでカルビーと提携しているんだろうか?

薬王院山門 山門をくぐり薬王院へ。薬王院は奈良時代に聖武天皇の勅命により開山された歴史のあるお寺。また、高尾山には天狗伝説があるらしく境内には天狗の面や像が目立つ。

 写真を撮ったり寄り道しながら一時間半で頂上へ。頂上はビニールシートを敷いた人々がピクニック気分で弁当を広げている。ここも紅葉にはまだ早い。頂上からは雪を被った富士山が霞んで見える。食べ物を持ってきていなかったので約10分休憩して下山開始。高尾山には登山道が3つあり上りは主な見所を通る最も無難な1号路を選択した。下りも同じコースでは面白くないので6号路を選択。途中にある滝に惹かれたのだ。

頂上の様子 上りと違い、下りは楽。このコースは道が細く人とすれ違うのに立ち止まって待たねばならない。木が鬱蒼と茂っており日光を遮り足元は湿っていて滑りやすい。足元はあまり良くないのだがお構いなしに早足で駆け下りる。

期待の滝 そして期待の滝。小さい!修験者が打たれるためか近くに社がある。滝の近くへ行けないようにロープで結界が張られている。近くまで行ければ何かできたかもしれないがどうしようもないのでさっさと下山を再開。そして45分で下山完了。

誰この人? 登山口のケーブルカー駅の近くで聞いたことのない女性演歌歌手が歌っていた。それを律儀に聞いているおっさん、おばさんをみて暫く過ごす。辺りの風景を見ながら思ったのはこの時点で最も紅葉が美しいのはこの近辺だってこと。紅葉見るだけなら頂上まで行く必要なかったじゃん!最後に近くの店でみやげに天狗の絵が入った高尾せんべいを買って帰途についた。

 最後に高尾山で遭難するかという件について。今日通ったルートじゃ遭難しないだろうな。けれどインターネットで調べたら登山道を外れて山菜を取りに行く人や登山者が年に何人か本当に遭難しているらしい。お出かけの際はご注意を!ちなみに私の友人は高尾山に行った後に山手線沿線で遭難したとか(苦笑)

高尾山写真
高尾山登山口 紅葉 木々の中から覗く太陽 薬王院本堂 takao11.jpg takao13.jpg

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