日本旅行記

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栃木のローカル線、烏山線と日光線へ

終点、宇都宮。久しぶりに餃子の都にやってきた。今日は余った青春18きっぷを使って烏山線と日光線に乗る予定だ。

宇都宮駅に停車中の烏山線キハ40系
宇都宮駅に停車中の烏山線キハ40系

まずは宇都宮直通列車に乗り、宝積寺から烏山までの約二二キロを走る非電化のローカル線の烏山線に乗る。ホームに着くと白がベースに緑のラインの入ったキハ40系の二両編成が待っていた。すぐに乗車し発車を待つ。

発車時刻の少し前にヤンキーっぽい姉ちゃんが運転士に声をかけ、後部車両へ。運転士も後部車両へ行ってしまい発車時刻になっても戻ってこない。通信の音が漏れてきて、落とし物をしたので発車が遅れていると声が聞こえた。結局一〇分遅れで宇都宮を発車した。

車内に花が飾ってあるのとゴミ箱が置いてあるのがわかる
車内に花が飾ってあるのとゴミ箱が置いてあるのがわかる

まず東北本線を走り宝積寺駅から烏山線に入る。座席は横長のロングシートのためローカル線っぽくないのだが、ゴミ箱が置いてあったり、壁に造花が飾ってあったりするのはローカル線の空気を感じた。

各駅には七福神の絵と説明が書かれた表示板が設置されている。そういえば車体にも七福神の絵が描いてあった。烏山線はどうやら七福神が売りらしい。

車体に描いてある七福神
車体に描いてある七福神

宇都宮から約四〇分で終点の烏山へ。折り返しの列車が出発するまで四〇分待ち時間がある。暇だからと、駅の外に出るとハイキングコースの看板を発見。隣の滝駅まで歩いて、戻りの列車に乗れるのではと思い駅を後にする。

烏山駅近辺
烏山駅近辺

烏山駅前は背の低い建物が並んでいて田舎町な佇まい。カメラで撮った地図を確認しながら歩くが、迷う。来た道を戻り別の道に行くと地図に書かれた神社を発見。想定どおりの道に戻れたようだ。

上り坂になり更に進むと烏山の街が見下ろせるようになる。青空の下、山と山の間の窪地に背の低い建物がずらっと立ち並んでいた。

山の上から見た烏山の街
山の上から見た烏山の街

一番高いところに学校があり、その脇を通る下り道を進むと滝駅に到着する。列車到着まであと一〇分。途中、間に合わないと思い小走りしたのが勝因か。駅のホームで宇都宮で買ったおにぎりを食べ、列車にて宇都宮方面へ。

滝駅の近くには龍門の滝という列車と滝を一緒に撮影できる場所がある。次の宇都宮行き列車は約一時間半後で今回はあまり時間がないのと、作例をネットで見てあまり惹かれなかったので今回は断念。

列車の最後部に乗りこみ撮影ポイントを探す。滝駅と小塙隣駅の近くで撮れそうな場所を見つけた。次に来たら試してみるかな。大金駅にて対向列車の待ち合わせ。私の乗ってきた車両の運転士がタブレットを駅員に渡している。まだタブレット交換で運行しているのか。

大金駅で対向列車が発車していく
大金駅で対向列車が発車していく

国鉄カラーと白と緑のキハ40の2両編成がやって来て、すぐに走り去る。そしてこちらも出発する。下仁田でジャージ姿の田舎っぽい高校生が約10人乗ってきた以外はそれほど大きな人の動きもなく、非電化区間が終わり宝積寺駅へ。この駅でかなりの乗客を下ろし宇都宮へ。

烏山線沿線の様子。田舎だ・・・
烏山線沿線の様子。田舎だ・・・

次は日光線。次の電車は八分後。ただ、せっかく宇都宮まで来たので一時間後の電車に乗ることにして餃子を食べることにした。駅前に餃子屋があったが、もっと隠れたところにある名店を見つけたいと一五分ほどさまよう。しかし、見つからず結局駅前の餃子屋へ。ここではギョーザセット一〇〇〇円で焼、蒸、水の餃子を堪能。味はまあ普通かな。。。

昼食のギョーザセット
昼食のギョーザセット

食後、時間があったので近くのショッピングセンターをふらふらしてから駅へ戻った。成人の日は明日だが、振り袖姿の女性が何人も歩いていたので宇都宮は一日早かったのかも。

再び日光線。四両編成の上が白、下があずき色の107系が既に入線していた。ドアの横には、ねむり猫や杉並木などが描かれているのが目を引く。ドアを手で開けて車内へ。宙吊り広告が英語で日光の観光スポットについて書かれているのはさすが世界遺産か。

ドアの横に華厳の滝が描かれている
ドアの横に華厳の滝が描かれている

車窓から見える景色は住宅地や田畑が続く。途中、文挟駅の近くで杉並木と平行に走る。その後はまた住宅地や田畑に戻り、外を眺めながら走ること約四〇分で日光だ。

日光駅は木造で貴賓室が設けられていたり、団体用の出入口があるなど歴史を感じる駅舎だ。以前訪れた出雲の大社駅を思い出す造りだった。

味わいのある木造の日光駅
味わいのある木造の日光駅

駅の外から遠くを見ると雪山が見える。日は傾きだいぶ寒くなってきた。駅に戻り次の列車で宇都宮へ戻る。

日光駅前から、遠くに雪山が見える
日光駅前から、遠くに雪山が見える

宇都宮から帰る途中にまだ乗ったことのなかった水戸線の小山、下館間を往復。小田林と小山の間で一部の電灯を残し明かりが消える。水戸線はここに直交の切り替えが入るのか。少し走ると何事もなかったかのように明かりが戻る。

小山では夕食にしようと駅の両方の出口から出てみたが居酒屋と少し離れたところにスーパーがあるだけ。駅ビルのラーメン屋で五目ラーメンを頼んだら麺はやや茹ですぎ、五目の餡はしょっぱすぎるのに、具とあまり絡まっておらず全体的にそっけない感じ。失敗したなと後悔しつつこの日は家路についたのである。

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