日本旅行記

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鎌倉散策記

長谷寺観音堂桜の咲き乱れる2001年4月7日に鎌倉に行ってきた。なぜ行こうと思ったかと言うと桜の咲く鎌倉を散歩したら気持ちよさそうだと思ったからだ。

以前、鎌倉には高校の遠足で一度だけ行ったことがある。しかし、何ひとつ覚えていない。この時は周遊プランを友人に任せっきりにしていたということが大きな原因だったのだが、今回は一人なのでそんなこともないだろう。

千葉県の自宅より鎌倉へはJR線を使って大体2時間で着く。今回は日帰りのためテントや寝袋を持ち運ぶ必要がなかったのでいつもより楽だった。ただ自転車は非常に重かったが。。。

今回の鎌倉周遊ルートは江ノ電の長谷駅で降り長谷寺や大仏を見て源氏山の方へ抜け鶴岡八幡宮、建長寺、大覚寺に行き北鎌倉駅から 帰るといったものだ。ちなみに自転車があるのでハイキングルートは通らない。

長谷寺江ノ電を降り自転車を組み立て長谷寺へ。ここには輪蔵があってここの回転式の経架があり一回転させると写経をするのと同じだけの功徳が得られるんだそうな。これは子供でも簡単に回すことが出来るほど軽い。本当にそうならわざわざ写経することって無駄なんじゃないのか・・・?ふと思った。

ここは鎌倉のガイドブックにも良く載る桜の名所で私が行ったときも非常に綺麗であった。

境内を歩いていると絵馬があったのでちょっと見てみた。『一番の男になる』とか『志望校に合格するように』などとどうでもいいような願いがある中に非常に深刻だがつい笑ってしまう絵馬を見つけた。『息子へ 今の会社に長く勤めてね。早く左翼をやめてね。 母より』本当に深刻な悩みではあるが状況に全く共感できない。そこに滑稽さを感じてしまう。良く見れば面白いものがあるものだ。(失礼!)

長谷寺の写真はこちら

途中、光則寺に寄り鎌倉大仏へ向う。

鎌倉大仏鎌倉大仏。それは数多くの苦難を乗り越えてきた。大仏殿倒壊二回。そのまま屋根がなくなり雨ざらしに。そして何年か前には落書きの被害に逢う。これぞ末法の世の中。そんなことを考えていそうな感じがした。特に背中に哀愁が漂っていた。ほんとに大仏も大変ねぇ。

光則寺、鎌倉大仏の写真はこちら

佐助稲荷神社、銭洗弁天に寄り源氏山公園へ向う。

銭洗い弁天ガイドブックに銭洗弁天では一万円札を何枚も洗っている人がいると書いてあったのでそんなおおげさなと思っていたら・・・いっぱいいました。本当に。若い女の二人組がおばちゃんにご利益を教えてもらって最初はコインしか洗っていなかったのに『いっぱい洗わなきゃ』と言って改めてお札を洗っていた。こんなんで金持ちになるなら仕事する人なんかいなくなるはずだろうに。欲深いって恐いね。

源氏山公園に向う山道は日々のデスクワークで鍛えられた体にはきつい。急な坂を自転車を押して登ると汗が流れ、だんだん腰に力が入らなくなってくる。もう少し体を鍛えた方が良いようだ。

源氏山公園は桜が咲き乱れていた。ござを敷いて花見をしている人も多くまさに春爛漫と言った感じ。

化粧坂切り通し源氏山から降りる際、化粧坂切り通しを自転車を押して通る。ただ非常に急坂で足場はぬかるみ、ごつごつした岩がいくつも転がっていた。そのため自転車を持って歩かなければいけなかった。いやーこれは参った。こんなはずじゃなかったのに。良い子のみんなは自転車で化粧坂切り通しは通るのはやめようね。

佐助稲荷神社、銭洗弁天、源氏山の写真はこちら

この後、海蔵寺、浄光明寺に行き鶴岡八幡宮へ向う。

鶴岡八幡宮鶴岡八幡宮の敷地内にある鎌倉国宝館に寄る。京都や奈良の博物館と比べるとやはり見劣りがしてしまうのは仕方が無いことか。鶴岡八幡宮は非常に人が多い。大仏と同じように外国人が非常に多い。あまりの人の多さにうんざりしてしまったのですぐに引き上げ建長寺へ向う。

海蔵寺、浄光明寺、鶴岡八幡宮の写真はこちら

建長寺は鎌倉五山第一位に指定されているだけあってなかなか広い。17:00から座禅会が開催されるとなっていたが一時間以上あったので大覚寺へ向う。

大覚寺に着いてぶらぶらしていたら突然、会社のPHSが鳴った。PHSに出るとどうも仕事でトラブルが発生したらしい。もともとこのページのタイトルは『トラブルトラベル』だが仕事上のトラブルまでは想定していなかった。聞いてないよ〜と思いつつも大覚寺の参拝を途中で切り上げ仕事場へ向う。

建長寺、大覚寺の写真はこちら

こんな終わり方をするとは全く想定していなかった。まあこんなのもありか。次回は紅葉の綺麗なときにでも行くかな。

ちなみにトラブルを収集し家に帰ったのは翌日の夕方だった。。。

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