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風太訪問記

千葉まで何キロ この文のタイトルは風太訪問記である。だが、本当は風太を見に行ったのではない。風太って誰!?と思った人、風太ってのは2005年5月頃に有名になった千葉動物公園にいる立つレッサーパンダだ。では何が目的なのか、結論から書いてしまうと自転車で長距離走りたかっただけ。つい最近まで二年間日本を留守にしていて、その間に
・自転車に乗る機会がなかった
・折りたたみ自転車が雨ざらしで置きっ放しになっていた と以前のような折りたたみ自転車を使った旅ができるか確認したかったのである。 長距離走るにしても目的地なしで走るのもだるい、そう考えていたらテレビに風太の姿が、、、場所も千葉と手頃、こりゃ行かねばと決行することに。

小室交差点 家でデジカメやら力尽きたときに電車で帰る為の袋やら準備していたらデジカメの予備電池がない。十分以上探したが見つからず仕方ないと出発した。 前日、埃だらけの車体を水で洗い可動部に油を注しておいたので調子が良い。数年ブランクがあったとは思えない。

 シャーシャー県道を走ること約一時間で小室近辺の国道十六号に出る。片側二車線の国道は交通量が多く排ガスがきつい上に沿道には中古車屋やチェーン店のような画一的な建物しか無いので走っていてつまらない。

千葉入り 走り始めて一時間半を過ぎると太ももがだるくなってきた。息は切れていないので休まず進んだが過去にない感覚。二年のブランクで筋持久力が落ちたか。道の駅やちよ、七年前にこの自転車を買ったジョイフル○田を過ぎ千葉市花見川区に入る。

 そういえば七年前は今ほど折りたたみ自転車が売られていなくって家から車で四・五十分のここまで来たんだっけ。十六インチ、ギア変則なしの日本製で約二万円。あと数年遅かったら半額でもっと良いの買えていたんだけど使い倒しているからいいでしょう。タイヤ替えてないから後輪はもうツルツルで経年劣化でヒビ入っているしね。

遠くに観覧車が見える 途中、吉野家で豚しょうが焼き定食を食う。客は入っていたけれど牛丼がないのは寂しいねぇ。いつBSE丼として再開するんでしょうか。食べるとしたらドキドキしちゃうな。

 出発して二時間半で県営の運動公園に出る。野球場を左に見て更に走ること二十分、遂に動物公園だ。もうここまで来たから目的は達成したのだけれど折角来たから入るかと自動券売機で五百円の入園券を買い入口の黄色い蛍光色のジャンパーを着た女性にスタンプを押してもらい中へ。

千葉動物公園入口この動物公園はいくつか区域分けがされている。
 ・モンキーゾーン:日本猿、オランウータン、マンドリルなどのサル類。チンパンジーを見たら死んだじいちゃんを思い出した。(ごめんじいちゃん)
 ・動物科学館:レッサーパンダなど資料の展示、小鳥、アルマジロなどの夜行性動物がいる。レッサーパンダって中国語で小熊猫って書くんだって。んでもってジャイアントパンダは大熊猫。色違うけど大きいのと小さいのなんだね。
 ・子ども動物園:ひつじ、やぎなど触れる。他にもゾウガメやペンギンなどもいる。
 ・小動物ゾーン:レッサーパンダ、かわうそなど。風太はここにいる。
 ・家畜の原種ゾーン:水牛、トナカイなど。ふたこぶラクダは大きかった〜。
 ・鳥類・水系ゾーン:アシカ、ペンギン、タカなど。
 ・草原ゾーン:象、キリン、バクなど。カンガルーが立っていたけど風太みたいに誰も騒いでなかった。別に立ってるんだからこっちでもいいじゃん。
 ・ドリームワールド:観覧車などある遊園地。平日だからかガラガラだった。

メガネザル 園内にはおばちゃんの集団、若いカップル (一組援助交際風の年の離れたカップルがちち繰りあっていた)、夫婦 (若年、熟年共)、幼稚園児の集団、そして疲れた顔に髭を生やした身長百八十センチの無邪気な29歳無職男性など。数は少なかったけど他にも男一人で来ているのもいたなぁ。 そうそう、おかしかったのは小さいカーディガンに銀色のスパンコールを着けたおいらと同い年位の奥さん。随分遠くでキラキラしているので何だと思ったらベビーカーを押した旦那と並んで歩く彼女の姿が!?何かの罰ゲームか、それとも動物をおびき寄せるために体を張っているのかわからなかったがあれは笑えるぞ。もしかして子供もスパンコール!?とワクワクして乳母車を覗いたら普通だった。子供って親の着せ替え人形みたいなもんだからね、でもマトモで良かった。

チンパンジー 動物園に入るのなんて二十数年ぶりだけれども思っていたよりも面白い。見たことのない (見た事あっても忘れている?) 動物達。ちょっとした仕草もかわいい。一部の沿道には花が植えてあって目を楽しませてくれる。これで五百円ならお得だ。

 園内を写真を撮りながら周る。ところが間の悪いことにデジカメのバッテリーがすぐに力尽きる。それなら携帯で撮るからいいもんねと代用していたらそっちも反抗期に入ったらしくピピピピピと電子音を鳴らし「充電しなきゃこれ以上働かねえぞ」と脅迫メッセージを表示して止まってしまった。その後は再起動しても同じ反応しか示さない。どこぞやの映画で見たけどこれが機械の反乱か。人間の滅亡も近いのか!? (アホ)

リクガメ (携帯で撮影) ちなみに携帯が反乱を起こしたのは風太の写真を撮ろうと群がっている人を撮ろうとした時。やはりと言うか何と言うか、風太は写真に収めてません。(爆)ま、写真なんていいんですよ。今回は来ることに意義があったんだからね。 (涙)

 小熊猫は二頭外に出ていて大きい方が風太、小さい方がつがいのメス。腹が真っ黒なのはテレビの通り、立たなかったけれどそれでも十分かわいらしい風貌だね。ただ可哀相にブームのせいで人だかりで騒々しいし、フラッシュ禁止と書いてあるのにフラッシュを使う人多数。絶滅危惧種なのにストレスで死んだらどうすんのかね。

トリ 風太とは関係ないのだが動物科学館内にガラス越しで動物を見るコーナーがありそこにはガラスを叩かないでと書いてあるのに叩くやつらが結構いた。フラッシュの問題と合わせてモラルの問題か、それとも国語力の低下で「ガラスを叩かないで」と「フラッシュ禁止」の文字が理解できなくなったのか。くわばらくわばら。(爆)

 一時間と少し公園内を歩いて自転車で稲毛駅へ。同じ道を戻っても面白くないしもうすぐ暗くなるからヘッドライト未装備のこいつで夜道を走りたくなかったんだもん。駅前で二年半ぶりに自転車を畳んで袋に入れる。少し手間取ったけれど無難に収まった。いざ最寄り駅!

 最寄り駅に着いて自転車を組み立て中にカバンをゴソゴソとやっていたら出発前に探していたデジカメの予備バッテリーがこんにちはと出てくる。あらららら、自分の体力やら機械の反乱やら心配する前に自分の脳の劣化を心配する必要があるのか。男二十九歳、無職、前職コンピューター技術者、彼女なし、最近やや引きこもりぎみ。。。こんなんでいいのか? 少し前に流行った大人のための計算ドリルでも買って脳を鍛えっかな。

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