日本旅行記

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富士山登山記

2001年8月10日(金)富士山へ向うため、私は終業時間ピッタリに退社した。 いつも定時に帰っている庶務の女性を軽々と抜いてだ。

一回目スーツで上ったときに山頂にて撮影私が富士山へ登るのは三回目。
一回目は1999年夏。この時も仕事が終わった後に登った。一番楽と言われる富士宮口から登った。 強烈な眠気と登山道に群れるおっさん・おばさん達と戦い何とか頂上へ着いた。きつい・辛い・もう登りたくない。そんな印象しか残っていない。

二回目。友人2人に誘われて2001年7月20日(海の日)に須走口より登った。この時は1:00過ぎと遅い時間に登り始めた。そのためすぐに眠気・疲労感に襲われる。そして7合目で降り始めた大雨が決定打となり友人2人が根を上げ残念ながら途中下山した。

今回は途中下山した屈辱を果たす為、強力なパートナーと一緒に再び須走口から登ることにした。強力なパートナーとは会社の1年先輩で高校時代登山部。数十キロの荷物を背負って山を登ったというつわものだ。しかし、最近酒に溺れつつあるのが心配ではあったが。。。

頂上より見た雲海今回は0:00頃から登り始める。私の心配は杞憂に過ぎなかった様でパートナーはぐんぐんと山道を登って行く。彼にペースを合わせていたら情けなくも早々にばててしまった。

天気は小雨。2年前と同じく強烈な眠気が襲ってくる。まだ6合目の辺りだったので足元は岩がゴロゴロしている。月が出ていないので頼りになるのは首から下げたライトのみ。背の低い木々の間をふらふらしながら何とか7合目まで登った。

雨と汗の為、レインコートの下に着ていたTシャツまでびしょぬれ。かなり寒い。7月でも標高が高いため夜の富士山は寒い。日が昇ると暑くなるが夜登るのであれば上着は必須である。

7合目でパートナーに先に行ってもらい休憩した。眠気に負けて40分程眠った。体力は回復したが体は芯まで冷えてしまった。

7合目を過ぎるとあまり木は生えておらず、足場は小石になり踏ん張りが利かなくなる。足はふらふら。頭はくらくら。それでも途中休憩を取りながら登る。途中、河口湖口と合流し人が増えたが、そこから登り易くなった。

ご来光この日のご来光は4:55分頃。残念ながら高さにすると30メートル位、頂上より下で見た。2年前に見たよりも大きく、力強かった。

山頂へはご来光より遅れること20分、5:15頃に着く。下には雲海が広がりまだ太陽は赤く雲を真っ赤に染めていた。下では雨が降っていたのにちゃんと雲海とご来光を見られるなんてラッキーだ。

頂上では携帯電話が使える様でまだ5時台だと言うのに電話している人多数。電話かけられた人から見ればいいかげんにしてくれと思うんだろうけどこんな風景見たら電話したくなるのも仕方ないのかな。もちろん私は電話かけてません。D○IのPHSは当然ながら圏外だった。

いつのまにか自分でも気付かぬ間に眠っていたらしい。7:00頃に目を覚ます。雲が頂上まで上がっていた。

山頂にてパートナーは既に頂上を周ったそうなので私一人で一周した。測候所の脇の一番高い碑で記念撮影。郵便局で登山証明を送る。そして噂のバイオトイレでも記念撮影。約1時間で周った。

下山は8:30頃開始。難所『砂走り』では靴の中に砂が入って気持ち悪く、霧がかかっていたので走ることもできなかった。後で気付いたのだが4年前に松戸のDマートで1000円で買ったトレッキングシューズの踵に穴が開いていた。砂走りは危険だ。

11:00に5合目到着。その後に温泉へ行き、飯食って帰った。帰りの車で爆睡。先輩に運転させてそりゃ無いだろうと思うが体がついて行かなかった。富士山なんてもう2度と行くもんか!改めて思う。

帰った翌日、私は夜行列車で西へと旅立ったのである。。。

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